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【耳ツボとは?】
中国を中心に4000年という長い歴史の中で育まれてきた東洋医学。
医療という概念がまだなかった古代には、
まず身体の表面の観察と触診による診察が行われ、
そこから「鍼灸」治療が少しずつ発達してきたと考えられています。
ツボは主に(経穴)と呼ばれ、治療を施すためのポイントです。
この経穴を連結したものを(経路)といい、
その中をエネルギーが滞りなく運行していれば、
人は病気にかからないと考えられています。
現在、WHO(世界保健機関)により
全身の経穴の数は、365か所が認められています。
そして、耳には110か所ものツボがあります。
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【耳ツボは、なぜ効果的?】
人間の神経は、中枢神経と末梢神経から成り立っています。
末梢神経は、身体の知覚・運動を制御する体性神経系と、
内臓・血管などの制御に関わる自律神経とに分かれます。
自律神経は、自分の意志では制御できません。
耳には、この自律神経のうち、顔面・舌咽・迷走という3つの神経があり、
顔の表情筋(頬のリフトアップ)味覚・知覚(食欲のコントロール)内臓(代謝の活性)の
運動に関わっています。
耳つぼを刺激することにより、
自分の意志で動かすことのできない神経に働きかけることができると考えられており、
また、それぞれの神経が脳に近いということが、耳ツボが効果的とされる理由です。 |
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